【施工記録】ジャガー F-TYPE 5.0L スーパーチャージャー ドラゴンアフターファイヤ施工|mbFAST Tuning

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ジャガー F-TYPE 5.0L スーパーチャージャーにドラゴンアフターファイヤの開発施工を行った記録です。ドラゴンアフターファイヤとは、単発で弾ける一般的なアフターファイヤーとは異なり、連続して炎が噴き出すタイプの仕様を指します。今回の車両は第一触媒からマフラーエンドまでをフルストレートにした個体で、フロントエンジン車かつスーパーチャージャー搭載という条件が重なり、社内でも参考にできる事例がほとんどない、実質的な新規開発の施工になりました。オーナー様からは以前より社外マフラーへの交換をご相談いただいており、そのうえで「他では見ないアフターファイヤーを」というご依頼から今回の開発に着手しています。

ドラゴンアフターファイヤ開発を行ったジャガーF-TYPE 5.0Lスーパーチャージャー

車両情報

車種ジャガー F-TYPE 5.0L スーパーチャージャー(第一触媒からエンドまでフルストレート仕様)
作業内容ドラゴンアフターファイヤ開発施工(ECUデータ書き換え)
作業日2025年7月12日
施工店mbFAST Tuning

作業内容

フルストレート仕様ゆえの開発難易度

V型エンジンをリアに近い位置に積むスーパーカーと異なり、F-TYPEはフロントエンジン・フルストレートマフラーという組み合わせです。触媒を抜いた分だけ排気の抜けが良くなる一方で、炎を安定して発生させるための背圧や燃調の条件が通常のバブリング施工とは大きく異なり、既存のデータをそのまま流用することができませんでした。

さらにスーパーチャージャー特有の過給特性も加わるため、アクセルオフ後の燃料カットと点火タイミングの関係を、このモデル専用に一から組み立て直す必要がありました。

ドラゴンアフターファイヤ開発を行ったジャガーF-TYPE 5.0Lスーパーチャージャー

データ作成と書き換えを重ねた夜間作業

仕事終わりの時間帯から作業を開始し、手探りの状態からデータを作成しては書き換え、試走で炎の出方を確認するという工程を繰り返しました。通常のバブリングであれば数回の調整で仕上がることが多いのですが、今回は連続的に炎を持続させる制御が必要だったため、燃料噴射のタイミングを少しずつ変えながら、何度も再検証を行っています。

最終的には、フロントエンジン車としては珍しい持続性のある炎を安定して再現できるデータに仕上がりました。

夜間にデータ作成と書き換えを繰り返すジャガーF-TYPEの開発作業の様子

スーパーチャージャー車としては数少ない施工事例

アフターファイヤー施工そのものはV12・V8のNAやツインターボ車での実績が多く、スーパーチャージャー搭載車での開発事例は社内でも初めてでした。今回組み上げたデータは、同じ5.0Lスーパーチャージャーユニットを積む他モデルへの展開時にもベースとして活用できる知見になっています。

室内映像と外部映像の両方で確認した仕上がり

仕上げの確認は、車内からのカメラ映像と車外からの映像の2方向で行いました。室内側はバックカメラのような画角で炎の発生タイミングをアクセル操作と照らし合わせて確認でき、車外側では実際に路上でどの程度炎が視認できるかを確認しています。

通常のバブリングでは単発の破裂音とともに小さな炎が見える程度ですが、今回のドラゴンアフターファイヤはアクセルオフの度に連続した炎が噴き出す仕様のため、確認作業も通常施工より慎重に行っています。夜間の周辺環境にも配慮しながら、公道での使用を想定した音量・炎の高さのバランスを最終調整しました。

バブリング・アフターファイヤーが発生する仕組み

バブリングやアフターファイヤーは、アクセルを戻した瞬間に燃料の供給と点火のタイミングをずらすことで、未燃焼のガスをマフラー内で意図的に爆ぜさせる仕組みです。純正のECUはこうした挙動が起きないよう燃料カットのタイミングを厳密に制御しているため、ECU側のデータを書き換えて、あえてこの制御を緩めることで音や炎を発生させています。

車種やマフラー形状によって最適な燃料噴射量・点火タイミングの組み合わせは異なり、同じ「バブリング施工」でも実際にはエンジン特性ごとにデータをゼロから作り込む作業になります。今回のジャガーF-TYPEのように前例の少ない車種では、この作り込みの比重がより大きくなります。

作業のポイント

フルストレートマフラー+スーパーチャージャーという組み合わせは、既存のバブリング・アフターファイヤーデータをそのまま流用できないケースが多く、今回のように一からデータを組み立てる開発型の施工になりやすい点が特徴です。夜間の実走テストを重ねて炎の持続性を追い込んだ点、そしてフロントエンジン車としては珍しい連続性のある炎を再現できた点が、今回の施工の大きな成果です。

よくあるご質問

Q. ドラゴンアフターファイヤはどんな車種でも施工できますか?

エンジン形式やマフラー形状によって適用できるデータが異なるため、車種ごとに調整が必要です。今回のようにフルストレート仕様やスーパーチャージャー車など、条件が特殊な場合は開発型の施工となり、通常より工程が増えることがあります。事前に排気系の構成を確認したうえで、対応可否と目安の工程数をご案内しています。

Q. 通常のバブリングとドラゴンアフターファイヤの違いは何ですか?

通常のバブリングは単発で弾ける音が中心ですが、ドラゴンアフターファイヤは炎が連続して噴き出す点が異なります。点火時期と燃料噴射のタイミングをより細かく調整して実現しており、車種によって仕上がりまでの工程数も変わります。

Q. マフラーをフルストレートにしていない車両でも対応できますか?

対応可能です。むしろ触媒が残っている車両の方がベースデータを流用しやすく、今回のようなフルストレート仕様は個別開発が必要になるケースとして扱っています。触媒の有無や第一触媒からの距離によって、必要な調整の範囲が変わります。

施工動画

施工時の様子は動画でご確認いただけます。

この施工の詳しい経緯は mbFAST Tuning 本店ブログの記事 でもご紹介しています。

※車検対応可否は車両状態・地域により異なります。公道使用に関わる詳細はお問い合わせください。

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