【世界初】ランボルギーニ レヴェルト マップスイッチ機能を開発|アフターファイヤーはさらに過激に

6月にご紹介したランボルギーニ レヴェルトのECUアンロック施工から、開発の手は止まっていませんでした。今回はその続報です。

長野の公式代理店 SFIDA 様の関係車両であるマジョーラカラーのレヴェルトを開発車両として、2つの成果が形になりました。ひとつは、アフターファイヤーをさらに過激にしたアップデート版のインストール。もうひとつは、おそらく世界初となる「運転席から切り替えられる4つのサウンドマップ」——マップスイッチ機能です。パソコンも工具も、後付けのスイッチも一切不要です。

そして冒頭の黄色×紫のレヴェルトが、このフルパッケージをお客様の車両として初めて納めさせていただいた一台となります。


アフターファイヤーは、さらに過激に

6月の施工でレヴェルトのバブリング・アフターファイヤーが「可能である」ことは証明できました。そこからプラットフォームの理解を深め、点火・燃料・アクセルオフ時の制御を煮詰め直した結果が、この火力です。

アクセルを離すたびに、長く鋭い火炎が弾けます。自然吸気ハイブリッドV12——本来なら一切これを許さない車が、ここまで表情を変えました。

実際にどれくらいの火が出ているのか、もう少し長い動画でもご覧ください。


世界初:運転席から切り替える、4つのサウンドマップ

これまでのアフターファイヤー施工車は、いわば「ひとつの性格」しか持てませんでした。書き込んだキャリブレーションがその車のすべてであり、変えたければショップに戻って再書き込みするしかありません。今回のレヴェルトでは、その選択肢を車両そのものに組み込みました。

操作に使うのは、車が最初から持っている装備だけです。停車中にブレーキを踏みながら、クルーズコントロールのレバーを上下に操作する。するとタコメーターの針が選択中のマップを指し示し——1,000・2,000・3,000・4,000rpm——その場でキャリブレーションが切り替わります。

  • 1,000rpm — ノーマル。純正そのものの静かさ。ご近所を起こしません。
  • 2,000rpm — バブリング。アクセルオフで濃厚なクラックル&バブル。
  • 3,000rpm — 爆弾バブリング。シフトの合間に、より重く強烈な炸裂音。
  • 4,000rpm — アフターファイヤー。フルスペック。上の動画がこのマップです。

実際のメーターでの動作がこちらです。タコメーターの針をマップインジケーターとして使うことで、後付けのスイッチも画面も一切追加せず、純正の計器だけで今どのマップにいるかが分かります。ランボルギーニが用意した室内に、余計なものは何ひとつ増えていません。

これで車の使い方が変わります。早朝はノーマルマップで静かに出発し、街ではバブリング、峠やミーティングではアフターファイヤーを解放する。一台で4つの性格を、オーナー自身が数秒で選べるのです。


開発の舞台裏:マジョーラのレヴェルトと、海を越えて来た仲間

SFIDAショールームでドアを開けたマジョーラカラーのランボルギーニ レヴェルト。奥にピンクのアヴェンタドール
開発車両のマジョーラ レヴェルト見る角度でゴールドからマゼンタへ色が変わります

今回の開発の主役は、お客様の車両ではなくこのマジョーラのレヴェルトです。SFIDA様のもとで、書き込んでは検証し、また書き込む——4マップの切り替えロジックが完璧に動くまで、この繰り返しに付き合ってもらいました。

ベンチツールとノートPCを接続したマジョーラのレヴェルト。背後に458スペチアーレとアヴェンタドール
開発風景背景に458スペチアーレとアヴェンタドールが写り込むのがこの現場の日常です

そしてこのプロジェクトは、海の向こうから人を呼びました。この開発に加わるためだけに、オーストラリアから同業のチューナーがわざわざ来日してくれたのです。聞けば、偶然にも私と同い年。アンロック済みのレヴェルトの隣に立って、世界初の機能が動き出す瞬間に立ち会える場所は、世界にそう多くありません。本当に新しい仕事は、国境を越えて人を動かすのだと実感しました。

開発日のランチに並んだ寿司の盛り合わせ
ランチはお寿司でおもてなしここまで飛んで来てくれたらこれが礼儀です

技術的な中身:4つの完全な独立キャリブレーション

ECUキャリブレーションソフトに表示された点火時期マップのテーブル(Map1-1000RPM)

4つのポジションは、それぞれが数値をひとつ変えただけのものではありません。点火・燃料・アクセルオフ時の挙動までを含む完全なキャリブレーションセットをマップごとに開発し、どのマップを選んでもパワートレイン全体の整合が保たれるよう、レヴェルトのハイブリッド制御ロジックと統合しています。上の画面は、1,000rpmマップに属する点火テーブルのひとつに過ぎません。

これを4セット作り上げ、ロックされた最新世代のハイブリッドECU上で、運転席から安全に切り替えられるようにする——ここが今回いちばんの誇りです。手法そのものは、いつも通り社外秘とさせていただきます。


よくあるご質問

Q. 本当に世界初ですか?

私たちの知る限り、レヴェルトで純正タコメーターをインジケーターに使ったドライバー切り替え式のマルチサウンドマップは、他に例がありません。もし先例をご存じでしたら、ぜひ動画を見せてください。

Q. マップの切り替えにパソコンやアプリは必要ですか?

不要です。停車中にブレーキを踏んでクルーズコントロールレバーを操作するだけ。今どのマップかはタコメーターの針が教えてくれます。

Q. ノーマルマップにすれば普段使いに支障はありませんか?

はい。ポジション1は純正同等の振る舞いですので、日常の走行や早朝の出発、静かにしたい場面もご安心ください。

Q. 以前アフターファイヤー施工を受けた車にも追加できますか?

いちばん難しいアンロックはすでに完了していますので、過激版アフターファイヤーもマップスイッチも、その上に載せるキャリブレーションアップデートとして対応可能です。お気軽にご相談ください。

Q. 元に戻せますか?

完全に戻せます。純正キャリブレーションへの復元はいつでも可能です。なお、大音量のアフターファイヤーはクローズドコース・サーキット走行向けの仕様です。公道でのご使用については各地域の法規をご確認ください。


最新スーパーカーのサウンドカスタム・マップスイッチのご相談はmbFASTへ

mbFASTでは、レヴェルトのような最新スーパーカーから国産スポーツまで、ECUアンロック・サウンドカスタムを承っております。フル4マップの搭載も、単一キャリブレーションの施工も、過去に施工した車両へのアップデートも可能です。

「自分の愛車でも可能か知りたい」「サウンドの方向性を相談したい」など、まずはお気軽にお問い合わせください。

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