日産 スカイラインクーペ CKV36 バブリング施工|ECU脱着によるBench書き換え

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日産 スカイラインクーペ CKV36にPops&Bangs(バブリング)の施工を行いました。通常はOBDポートから直接ECUのデータを読み書きしますが、今回の個体ではOBD経由の書き込みでエラーが発生し、最終的にECUを車両から取り外してのBench施工に切り替えることになりました。物理的な脱着を伴う分、通常のOBD施工よりも手間のかかる案件でしたが、オーナー様のご協力もあり最後まで仕上げることができました。V36系スカイラインクーペはVQ37系エンジンならではの伸びやかなサウンドが持ち味の車種で、そこにバブリングの弾け音を加えることで、より一層印象的な仕上がりを目指しました。

日産スカイラインクーペCKV36バブリング施工車両

車両情報

車種日産 スカイラインクーペ CKV36
作業内容バブリング施工(ECU脱着・Bench書き換え)
作業日2024年6月7日
施工店mbFAST Tuning

作業内容

OBD施工の失敗とECU脱着への切り替え

普段はOBDポートに診断機をつないでECUのデータを読み書きしていますが、今回のCKV36ではOBD経由の書き込みでエラーが発生しました。一旦は施工を諦めることも考えましたが、オーナー様より「ECUを直接取り外してであれば対応できないか」とご相談をいただき、ECUを車両から取り外して郵送していただく形で施工を進めることになりました。CKV36ではECUが助手席側のダッシュボード内に設置されており、まずはその位置からECUを取り外す作業から始まります。狭いスペースでの脱着作業となるため、内張りの傷防止にも気を配りながら進めています。

日産スカイラインクーペCKV36のダッシュボード内からのECU取り外し作業

ECU開封とピン接続によるBenchデータ読み込み

ECUを開けるだけでも一苦労で、ガスケットやゴムパッキンを傷つけないよう丁寧に剥がしていく必要があります。基盤にアクセスした後は、7箇所のピン接続に加えて裏面の1箇所を半田付け(Soldering)してデータを読み出します。読み込みが終わったら、今度は裏面の別の箇所に複数のピンを当てて書き込みを行いますが、わずかな振動でピンがずれたり接触不良が起きたりするため、極めて高い集中力を要する工程です。作業中は机に手を置いただけで断線し、書き込みをやり直す場面もありました。

日産スカイラインクーペCKV36のECU基盤へのピン接続作業

再セッティングと風対策をしながらの追い込み

一度ECUを車両に戻して取り付け、試走してみたところ、触媒が付いている影響もあってPops&Bangsの鳴り方はそれほど激しいものではありませんでした。そこで再度ECUを取り外し、場所を移動しながらの再セッティングに入ります。屋外での作業となったため、今度は風がピンの接続を邪魔してくるという新たな課題が発生しました。体で風を遮りながら書き込みが成功するのを待つという、地道な作業を繰り返して仕上げています。

日産スカイラインクーペCKV36の仕上げ後のバブリングサウンド確認

Bench施工が必要になるケースへの対応力

OBD経由の書き込みに対応しない、あるいはエラーが出る個体は一定数存在し、その場合はECUを直接脱着してのBench施工が唯一の選択肢になります。半田付けやピン接続といった繊細な作業が必要になる分、通常のOBD施工よりも工程は増えますが、mbFAST TuningはOBD・Benchの両手法に対応しているため、どちらの状況でもバブリングの施工自体を諦めずに進められる体制を整えています。今回のように屋外での再セッティングが必要になるケースも含め、状況に応じた柔軟な対応を心がけています。年式の古い車両ほどOBDに非対応なケースが増える傾向があり、Bench施工のノウハウは今後さらに重要になっていくと考えています。

作業のポイント

この施工のポイントは、OBD経由での書き込みができない個体であっても、ECUを直接脱着してのBench施工に切り替えることで対応できたことです。ECUを開封してピン接続でデータを読み書きする作業は、通常のOBD施工に比べて格段に繊細な作業が求められ、わずかな振動や接触不良でもやり直しが必要になります。また屋外での再セッティング時には風という予期しない外的要因への対応も必要になり、経験に基づいた地道な調整の積み重ねが仕上がりを左右しました。触媒付きの車両でも狙った弾け音を引き出せるよう、複数回の脱着・再セッティングを経て仕上げています。手間のかかる案件ではありましたが、OBD・Benchの両方に対応できることが、こうした個体差のある車両でも施工をあきらめずに進められる強みになっています。CKV36のようにECUの搭載位置が把握できていれば、脱着自体はオーナー様のご協力のもとでも進めやすく、遠方の個体にも対応しやすい施工方法です。

よくあるご質問

Q. OBDから施工できない場合はどうなりますか?

ECUを車両から取り外してのBench施工に切り替えて対応します。今回のCKV36も、OBD経由でエラーが出たためECUを脱着し、ピン接続によるデータの読み書きで仕上げました。

Q. ECUの脱着は自分で行う必要がありますか?

ケースによって異なります。今回はオーナー様にECUの取り外し・郵送にご協力いただきましたが、車種によっては弊社側で脱着を含めて対応することもあります。

Q. 触媒付きの車両でもしっかりしたバブリングになりますか?

触媒があると音が控えめになる傾向はありますが、今回のように再セッティングを重ねることで、狙った弾け音に近づけることができます。仕上がりの目安は事前にご相談いただけます。

施工動画

仕上がったサウンドは動画でご確認いただけます。

※車検対応可否は車両状態・地域により異なります。公道使用に関わる詳細はお問い合わせください。

施工店: mbFAST Tuning / mbPIT施工記録一覧

この施工の詳しい経緯は mbFAST Tuning 本店ブログの記事 でもご紹介しています。

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