【施工記録】メルセデスベンツ W463 G63 AMG ECUチューニング+バブリング|純正571馬力から+80馬力アップ|mbFAST Tuning

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メルセデスベンツ G63 AMG(W463・2016年式)のECUチューニングとバブリングの施工を行いました。M157型5.5L V8ツインターボは純正でも571PS・760Nmという十分なスペックを持ちますが、AMGのターボモデルに共通して、1000〜2000回転域での踏み出しがどこかもの足りないという声が多いエンジンでもあります。カタログスペックだけでは見えてこないこの領域の反応を、今回は重点的に調整しました。

ECUチューニングとバブリング施工でご入庫のメルセデスベンツG63AMG

車両情報

車種メルセデスベンツ W463 G63 AMG(2016年式・M157型 5.5L V8ツインターボ)
作業内容ECUチューニング(OBD書き換え)/バブリング設定
出力純正571PS・760Nm → 約651PS(+80PS)
作業日2023年1月20日
施工店mbFAST Tuning

作業内容

ECUチューニング(OBD書き換え)

エンジンルーム中央奥に搭載されたECUからOBD経由でオリジナルデータを読み込み、バックアップを取得したうえで書き換えを行いました。純正571PS・760Nmに対し、街乗り域での加速感を重視したセッティングで約80PSのアップとなっています。カバーを外せばECUの位置は分かりやすく、データの読み込み自体は短時間で完了します。

一般的なECUチューニングでは高回転域の伸びを重視するデータが多く、1000〜2000回転付近の踏み出しの改善は後回しになりがちです。しかし公道での使用頻度を考えると、日常的にアクセルを踏むのはむしろこの低〜中回転域が中心です。今回はテスト走行を複数回繰り返しながら、この領域のトルクの出方を重点的に詰めました。

純正571馬力のメルセデスベンツG63AMG 2016年式
G63AMGのエンジンルーム。中央奥にECUがある

低回転域を重視したセッティング

アクセルをほんの少し踏んだだけの領域でも力強さを感じられるよう、複数パターンのデータを用意し、実際に試走しながら比較して最終データを決定しました。ターボラグの出方や、踏み込みに対するトルクの立ち上がり方は個体やオーナー様の好みによって差が出やすいため、一発で決め打ちにせず、試走とデータ修正を往復する形で仕上げています。

データの読み込み・書き込みそのものは短時間で完了しますが、体感を詰める試走の繰り返しに時間をかけたセッティングです。高回転側のパワーだけを追い求めるのではなく、普段使いでの扱いやすさを含めてバランスを取ることを意識しています。

G63AMG(M157エンジン)のECU
G63AMGのECUデータのバックアップ作業の様子

ツインターボエンジンのマップ調整について

M157型はシリンダーバンクごとに1基ずつターボチャージャーを備えたツインターボ構成です。左右のバンクで過給の立ち上がりに差が出ないよう、点火時期・燃料噴射・過給圧の各マップをバンクごとに整合させながら調整する必要があります。1本のターボに比べると調整項目が多く、単純にブースト圧を底上げするだけでは片方のバンクにだけ負荷が偏ってしまうこともあるため、全体のバランスを見ながら詰めていく作業になります。

また、AMGのハイパワーエンジンはノッキングセンサーの介入が比較的敏感に設定されている個体もあり、闇雲に点火時期を進角させるとかえって出力が頭打ちになることがあります。今回のデータもノッキングの兆候を確認しながら、安全マージンを確保した範囲で最大限の反応を引き出す方向でまとめています。

作業のポイント

ハイパワーなM157型エンジンでも、盲点になりやすい低回転域の反応をピンポイントで詰められるのがECUチューニングの強みです。カタログ上の最高出力だけでなく、日常域でのアクセルレスポンスまで含めて調整できる点は、パーツ交換型のチューニングにはない特徴といえます。バブリングは同じ書き換えの中で組み込めるため、追加のパーツ交換なしで音とレスポンスの両方を変えられます。純正データは施工前に保存しているため、必要であれば元の状態への書き戻しにも対応可能です。ツインターボエンジンはバンクごとのバランス調整が必要になる分、シングルターボのエンジンよりも手間はかかりますが、その分だけきめ細かな仕上がりを狙えるという側面もあります。

よくあるご質問

Q. G63 AMGのような高出力車でもECUチューニングで低回転域は改善しますか?

改善します。高回転域の出力を伸ばすデータだけでなく、アクセル踏み始めの領域を専用に調整することで、街乗りでの反応を変えることができます。本車両もこの領域を重点的に詰めており、カタログスペック以上に体感差が出やすい部分です。ツインターボの過給特性を踏まえながら、実際の試走を通じて最終的なバランスを決めています。

Q. バブリングは同時に施工できますか?

できます。ECUチューニングと同じ書き換えの中でバブリングのデータも組み込みますので、別々に施工いただくより時間も費用も抑えられます。パーツの追加も不要で、当日中に両方の変化を体感していただけます。

Q. 純正の状態に戻すことはできますか?

純正データを保存したうえで施工していますので、書き戻しは可能です。ディーラーでの点検・入庫前に一時的に純正へ戻したいというご要望にも対応しています。データは施工店側でも記録として保管しています。

施工動画

施工の様子は動画でもご確認いただけます。

この施工の元になった記録は mbFAST Tuning 本店ブログの記事「メルセデスベンツG63AMG 80馬力アップと出たしモリモリ仕様に!ECUチューニング&バブリング」 でもご紹介しています。

※車検対応可否は車両状態・地域により異なります。公道使用に関わる詳細はお問い合わせください。

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