【施工記録】メルセデスベンツ W221前期 S63 AMG(6.2L V8 NA)ECUチューニング+バブリング|純正525馬力から+60馬力アップ|mbFAST Tuning

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メルセデスベンツ W221前期 S63 AMG(M156型6.2L V8自然吸気)のECUチューニングとバブリングの施工を行いました。自然吸気エンジンながら純正525馬力を発揮する個体ですが、AMGのNAエンジンに共通する低回転域のもっさりとした反応を、書き換えで解消しています。ターボモデルと違い、自然吸気ならではのリニアな回転上昇はそのままに、アクセル操作に対する反応だけを磨き上げる施工です。W221型Sクラスの中でも前期のM156型6.2L V8を積むモデルは台数が限られており、今も根強い人気を持つ個体です。

ECUチューニングとバブリング施工のメルセデスベンツW221前期S63AMG

車両情報

車種メルセデスベンツ W221前期 S63 AMG(M156型 6.2L V8自然吸気)
作業内容ECUチューニング(OBD書き換え)/バブリング設定
出力純正525PS → 約585PS(+60PS)
作業日2023年1月13日
施工店mbFAST Tuning

作業内容

ECUチューニング(OBD書き換え)

OBDポートからこの個体専用のオリジナルデータを取得し、点火時期・燃料マップなどを中心に書き換えを行いました。自然吸気エンジンのためブースト圧の調整はありませんが、体感できるレベルで低回転域のもたつきが解消しています。純正で525馬力あるとはいえ、普通の車と比べれば十分速い一方、ベンツのAMGエンジンには低回転域特有のもっさりとした感覚が残ることが多く、この部分を狙って詰めました。

書き込み作業中は電動ファンが全開で回転しバッテリーの消耗が大きくなるため、事前にファンの配線を外したうえでデータの書き込みを行いました。エンジンがかかった状態でもファンの消費電力は大きく、書き込み中の電圧低下を防ぐための基本的な手順です。

6.2L V8自然吸気M156エンジン搭載のS63AMG
S63AMGのECUチューニング作業の様子

バブリング設定

ECUチューニングと同じ書き換えの中でバブリング設定も組み込みました。パーツの追加や工賃の別発生なく、一度の作業で出力とサウンドの両方を仕上げられるのがこの方式のメリットです。

OBDからECUデータを書き込む様子
ECUデータ書き込み作業中のS63AMG

M156型エンジンの特徴

M156型6.2L V8は、AMGが電子制御ターボ全盛の時代になる前に手がけていた自然吸気の名機です。過給機を持たないため吹け上がりが素直で、アクセル操作に対してリニアに反応するのが持ち味ですが、その分、低回転域のトルクの出方は現行のツインターボAMGほど分厚くありません。ECUチューニングでは、この自然吸気ならではの特性を活かしつつ、もっさりとした部分だけをピンポイントで解消することを意識しています。

OBDから読み出せるデータの中には、走行モードごとのスロットル特性やレブリミットの設定なども含まれており、単純に燃料と点火時期を書き換えるだけでなく、車両全体の性格を踏まえた調整が必要になります。今回はオーナー様の使用状況を伺ったうえで、街乗りでの扱いやすさを優先したデータにまとめました。前期モデル特有の内装や外装の雰囲気を維持しながら、走行フィールだけを底上げしたいというご希望にも沿う内容です。

作業のポイント

NA(自然吸気)エンジンはブースト圧という調整代がない分、点火時期や燃料マップの精度がそのまま体感差に直結します。約60馬力のアップは数値以上に、アクセルを開けた瞬間の力強さの変化として感じやすいのが特徴です。施工後、オーナー様からは体感だけでなく燃費が変化したというお声もいただいており、必ずしも狙った効果ではないものの、マップの見直しが走り方全体に影響することを示す一例といえます。現行のツインターボAMGとは異なる、V8自然吸気ならではのチューニングアプローチを楽しめる一台です。台数が限られる前期モデルだからこそ、丁寧な現車合わせを心がけました。年式の古い個体ほど個体差が出やすいため、データ作成前の状態確認を特に丁寧に行っています。長く乗り続けたいというオーナー様のご意向も踏まえ、末永く楽しんでいただける無理のない範囲でのアップを心がけました。

よくあるご質問

Q. 自然吸気(NA)エンジンでもECUチューニングで馬力は上がりますか?

上がります。ブースト圧の調整はできませんが、点火時期や燃料噴射、トルクリミッターなどのマップを詰めることで、本車両のように純正525馬力から約60馬力のアップが可能です。ターボ車とは違うアプローチで仕上げています。データはOBDから読み書きできるため、パーツの脱着は必要なく、作業も日帰りで完結します。同世代のNA型AMGであれば同様のアプローチが可能です。

Q. 燃費への影響はありますか?

燃費アップを目的としたチューニングではありませんが、走り方によっては結果的に燃費が改善したというお声をいただくこともあります。マップの見直しによってアクセル操作に対する反応が変わり、踏み込む量が減ることも一因と考えられますが、個体差もあるため一概には言えません。参考値としてお伝えする程度にとどめています。

Q. バブリングも同時に依頼できますか?

同時に施工できます。今回もECUチューニングと同じ書き換えの中でバブリングのデータを組み込んでおり、追加の作業時間を最小限に抑えています。パーツの追加購入も不要です。書き換え内容は施工前にご説明のうえ進めています。

この施工の元になった記録は mbFAST Tuning 本店ブログの記事「メルセデスベンツ S63 W221前期AMG 6.2L V8 NAが60馬力アップ&バブリング!」 でもご紹介しています。

※車検対応可否は車両状態・地域により異なります。公道使用に関わる詳細はお問い合わせください。

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