【施工記録】メルセデスベンツ W213 E53AMG ECUチューニング+バブリング|純正435馬力から+65馬力|mbFAST Tuning
メルセデスベンツ W213型 E53AMGへのECUチューニングとバブリングの施工をご依頼いただきました。M256型3.0L直列6気筒にISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせた比較的新しい世代のAMGで、ECUのアンロック工程を含む特殊な作業を経てのパワーアップとなった事例です。48Vマイルドハイブリッド機構を備える53系AMGは、近年の施工依頼が増えているモデル群でもあり、旧来のAMGとは異なるECU構造への理解が求められます。今回はパワーアップの数値だけでなく、53系特有の作業工程についても記録として残します。

車両情報
| 車種 | メルセデスベンツ W213 E53AMG(M256型 3.0L直列6気筒+ISGモーター) |
|---|---|
| 作業内容 | ECUチューニング(ピンアクセスによるデータ書き換え)/バブリング設定 |
| 出力 | 純正 435PS・520Nm → 約500PS(+65PS) |
| 作業日 | 2023年2月14日 |
| 施工店 | mbFAST Tuning |
作業内容
53系ECUのアンロックとデータ読み書き
E53AMGが搭載するM256エンジンは、CLS53やGLE53と共通のユニットで、純正435PS・520Nmを発生します。エンジン始動ボタンを押してもすぐにはエンジンがかからず、ISGが必要に応じて始動を担う仕組みのため、AMGらしからぬ静かな始動音になるのが特徴です。同じM256を積む姉妹車の存在からも、今後この系統のECUチューニング需要が広がっていくことが見込まれます。
53系のECUはアンロックをしないとOBDから書き込みができません。今回はエンジンカバーを外してECU本体を露出させ、車両からECUを取り外したうえで、ピンから直接読み書きを行いアンロック・データ書き換えを実施しました。
アンロック作業は海外の専門業者へ依頼するという選択肢もありますが、1回の施工のためにわざわざ海外へ送るのは現実的ではありません。マイカーとして何度もデータを書き換えてテスト走行を重ねたいという特別な事情がない限り、ピンアクセスによる自社対応で十分に完結します。海外へのやり取りが発生しない分、納期の見通しも立てやすくなります。

ECUチューニング+バブリングの書き込み
読み込んだデータをもとに、燃料・点火・過給まわりのマップを調整し、純正435PS・520Nmから約500PS(+65PS)までのパワーアップを行いました。あわせて、アクセルオフ時にアフターファイヤー音が出るバブリング設定も同じ書き換えの中に組み込んでいます。パワーアップとバブリングを別々に依頼するよりも、まとめて施工することで拘束時間・費用の両面を抑えられます。
なお、2020年以降に製造されたM139型エンジン搭載の45sや、M256型の53、一部ディーゼルモデルなどはECUにロックがかかっている可能性があります。初年度が2020年であればロックがかかっていないケースもありますが、2021年以降の車両は現車を確認しないと判断できないため、事前のご相談をおすすめしています。ロックの有無によって作業工程・所要時間が変わるため、お問い合わせの際に年式や型式をお伝えいただけるとスムーズにご案内できます。

作業のポイント
ISGによる静粛始動というE53AMGならではの個性を保ったまま、ECUアンロックを含む特殊な工程を経て+65PSのパワーアップとバブリングを両立させたのがこの施工の特徴です。アンロック作業を海外に依頼せず自社のピンアクセスで完結できるため、納期を抑えながら対応できます。年式によってロックの有無が変わるため、53系や45s(2020年以降)のご依頼の際は年式・型式を確認したうえで工程を決めています。パワーアップとバブリングを同じ書き換えの中でまとめて施工できる点も、ECUチューニング全般に共通するメリットです。純正データは施工前に保存しているため、必要に応じて元の状態へ戻すことも可能です。
よくあるご質問
Q. 53系AMGのECUはなぜ特殊な作業が必要なのですか?
M139型の45s(2020年以降)やM256型の53などはECUにロックがかかっている場合があり、OBDから直接書き込めません。今回のE53AMGはECUを取り外してピンからアクセスし、アンロックしたうえでデータの読み書きを行いました。通常のOBD書き換えに比べて工程が一段階増える施工です。
Q. アンロック作業は海外に送る必要がありますか?
弊社ではピンアクセスによる読み書きに対応しているため、海外へアンロックを依頼せずに施工できます。マイカーとして何度もデータを書き換えてテスト走行したいという特別な事情がない限り、この方法で十分対応可能で、納期も抑えられます。
Q. どの年式のE53AMGでもこの作業が必要ですか?
初年度が2020年であればロックがかかっていない可能性がありますが、2021年以降の車両は現車を確認しないと判断できません。ご依頼の際は年式・型式をお伝えいただけると、事前に工程と所要時間の見通しをご案内できますので、お気軽にお問い合わせください。
施工動画
施工時のサウンドは動画でご確認いただけます。
この施工の詳しい経緯は mbFAST Tuning 本店ブログの記事 でもご紹介しています。
※車検対応可否は車両状態・地域により異なります。公道使用に関わる詳細はお問い合わせください。
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