マセラティ グランツーリスモ 4.2L NA ECUチューニング+バブリング|純正405馬力から約+37馬力

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マセラティ グランツーリスモ(4.2L NA・前期型)のECUチューニングとバブリング設定を施工しました。自然吸気エンジンのため過給機付きエンジンほど数値の伸びしろは大きくありませんが、純正405馬力に対して約37馬力のアップとなっています。ECUの書き換えと合わせて、アクセルオフ時のバブリング音も段階的に強めていく設定に仕上げました。台数の少ないイタリア車のNAエンジンに対する施工事例として記録しています。

ECUチューニングとバブリング施工で入庫したマセラティグランツーリスモ(4.2L NA前期型)

車両情報

車種マセラティ グランツーリスモ(4.2L V8 NA・前期型)
作業内容ECUチューニング(ECU脱着書き換え)/バブリング設定
出力純正405PS → 約+37PS
作業日2023年6月22日
施工店mbFAST Tuning

作業内容

ECUチューニング

前期型のグランツーリスモは助手席側にECUが搭載されており、内張りを軽く外してフレームを取り外すことでアクセスできます。今回はカバーパネルの取り外しをオーナー様にもご協力いただきながら、ECU本体を車両から取り外しました。4.2L V8自然吸気エンジンは過給機付きエンジンに比べると書き換えによる伸びしろは大きくありませんが、純正405馬力に対して約37馬力のアップを実現しています。V8ならではの高回転域の伸びを損なわないよう、マップの調整は慎重に進めました。

マセラティグランツーリスモの助手席側からECUを取り外す作業の様子

ECUを取り外した後は蓋を開けて基板に直接アクセスし、その場でデータの書き込みを行いました。OBD経由での書き換えに対応していない世代のECUのため、脱着を伴う方式での対応となっています。自然吸気エンジンは過給圧という変数がない分、点火時期と燃料噴射のマップを中心に、エンジン本来のフィーリングを損なわない範囲で調整しました。書き込み後は再度ECUを車両へ戻し、実際にエンジンをかけて数値と音の両方を確認しています。

バブリング設定

バブリング設定は一度で完成させるのではなく、最初は控えめな設定から入れて、そこから段階的に強めていく方法で作り込みました。同じ書き込み作業を3回繰り返し、都度エンジンをかけて音を確認しながら最終的な強さを決めています。ECUの脱着を伴う施工のため、1回あたりの確認にはOBD経由の書き換えより時間がかかりますが、その分納得のいく仕上がりを目指しました。

自然吸気エンジンでのバブリングは、過給機付きエンジンとは異なる音の出方をするため、V8サウンド本来の伸びやかさを活かしつつアフターファイヤー音を加えるバランスを意識しました。マフラーの交換は行わず、ECU側の制御のみで音を作り込んでいます。4.2Lならではの高回転域の伸びやかな音を消さないよう配慮した点も、今回の設定作りで意識したところです。

作業のポイント

4.2L NAのような自然吸気エンジンは、過給機付きエンジンのようにブースト圧を上げることで大きな出力アップを狙う手法が使えません。点火時期や燃料噴射のマップを丁寧に詰めることで、純正405馬力から約37馬力という着実なアップ幅を引き出しています。

バブリング設定を3段階に分けて仕上げた点も今回のポイントです。一度に強い設定を入れるのではなく、都度確認しながら段階的に強めていくことで、狙った音量・音質に近づけやすくなります。特に自然吸気エンジンは過給機付きエンジンよりも排気の脈動が穏やかなため、バブリング音を狙い通りに出すには細かな調整が必要です。1回書き込んでは試走・確認し、また書き込むというサイクルを繰り返すことで、机上の計算だけでは出せない仕上がりになります。

ECUの脱着を伴う施工は、OBD経由の書き換えに対応していない世代の車両で必要になる方式です。手間はかかりますが、車両に合わせて確実にデータを反映できるという利点があります。純正データは保存しているため、元の状態への書き戻しにも対応可能です。

イタリア車、特にマセラティのような台数の少ないブランドは、対応データの蓄積が国産車や主要な欧州ブランドに比べて少なくなりがちです。今回のような施工実績を積み重ねることで、同型のグランツーリスモをお持ちの方への対応もよりスムーズになります。前期・後期でECUの世代が異なる場合もあるため、年式・型式をお伝えいただけるとご案内がスムーズです。

よくあるご質問

Q. 自然吸気エンジンでもECUチューニングによる出力アップは可能ですか?

可能です。ブースト圧という変数がない分、過給機付きエンジンほどの伸びしろはありませんが、点火時期・燃料噴射のマップを調整することで着実な出力アップが見込めます。本車両も純正405馬力から約37馬力のアップとなりました。

Q. ECUを車両から取り外す施工は珍しいのですか?

OBD経由での書き換えに対応していない世代のECUの場合に必要になる方式です。前期型グランツーリスモのような車両では、ECUを取り外して基板に直接アクセスする方法で対応しています。台数の少ないブランドほどこの方式が必要になる傾向があります。

Q. 自然吸気エンジンのバブリング設定は過給機付きと違いますか?

はい。排気の脈動の出方が異なるため、同じ設定をそのまま流用することはできません。今回は段階的に設定を強めながら、エンジン本来のサウンドとのバランスを確認して仕上げました。

施工動画

段階的に仕上げたバブリングサウンドは、動画でご確認いただけます。

この施工の詳しい経緯は mbFAST Tuning 本店ブログの記事 でもご紹介しています。

※車検対応可否は車両状態・地域により異なります。公道使用に関わる詳細はお問い合わせください。

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