【施工記録】ランボルギーニ ムルシエラゴ LP640 バブリング設定|2基のECUへ直接アクセスして書き換え|mbFAST Tuning

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ランボルギーニ ムルシエラゴLP640の記録です。バブリング設定のご依頼をいただきました。6.5L V12自然吸気エンジンを搭載する世代で、ECUを2基搭載しているのが特徴です。基盤に直接アクセスしてデータを読み出し、書き換えを行っています。旧世代のスーパーカーではOBDからの書き換えに対応していない個体も多く、今回もその一例です。年式を重ねた個体ならではの手順が必要になるケースとして記録に残します。

ランボルギーニ ムルシエラゴLP640のバブリング施工車両

車両情報

車種ランボルギーニ ムルシエラゴ LP640(6.5L V12 NA)
作業内容バブリング設定
作業日2024年12月6日
施工店mbFAST Tuning

作業内容

2基のECUへのアクセスとデータ読み出し

ムルシエラゴLP640の世代はECUを2基搭載しています。今回はそれぞれの基盤に直接アクセスしてデータを読み出しました。OBD経由での書き換えに対応していない年式のため、ECU本体を車両から取り外しての作業となります。

車両のボディーは鮮やかなオレンジでしたが、これはオーナー様ご自身で塗装されたもので、もとは黒のボディーとのことです。エンジンは6.5L V12自然吸気で、当時のランボルギーニのフラッグシップらしい構成を持つ一台でした。

ECU本体の取り外しには内装・カウル周りの脱着が伴うため、通常のOBD書き換えよりも作業工程が多くなります。取り外し前には配線の位置関係を確認し、復旧時に迷わないよう記録を残しながら進めました。

ランボルギーニ ムルシエラゴLP640の車両全体
ムルシエラゴLP640の6.5L V12自然吸気エンジン

バブリング設定の書き込み

読み出した2基分のデータをもとにバブリングが鳴るよう書き換え、現車での確認を行いながら仕上げました。2基のECUに整合性を持たせて書き込む必要があるため、片方だけを設定した車両とは作業の勘所が異なります。

点火時期の調整幅も1基構成の車両とは異なるため、2基それぞれのデータを突き合わせながら慎重に進めています。左右バンクでズレが出ないよう、書き込み後の確認を複数回行いました。

ムルシエラゴLP640のECU基盤からデータを読み出す作業の様子

組み戻しと最終確認

書き込みが終わったECUを車両へ組み戻し、配線を接続したうえでエンジンを始動して動作確認を行いました。取り外し時に記録した配線位置と照らし合わせながらの復旧のため、組み間違いのリスクを抑えられます。

旧世代V12モデルの施工について

ムルシエラゴのような2000年代のランボルギーニV12モデルは、現行モデルと比べてECU構成が大きく異なり、OBDからの書き換えに対応していない個体が多く見られます。基盤への直接アクセスが必要になる分、内装脱着を含めた作業時間の確保が前提になります。

こうした年式のスーパーカーはオーナー様ごとに個体の来歴が異なることも多く、今回のように社外塗装が施されているケースも珍しくありません。車両の状態を丁寧に確認したうえで作業を進めることを心がけています。

データ保管について

取り外し前に保存した純正データと、今回書き込んだバブリング設定データはあわせて保管しています。年式の古い車両ほどECUの予備が入手しづらいこともあるため、記録として残しておくことは今後のメンテナンスの面でも意味があります。

旧年式車両の部品供給について

ムルシエラゴのような生産終了から年数の経つモデルは、ECU本体や関連部品の供給状況が年々変わっていきます。今回のように基盤への直接アクセスで作業を完結できれば、部品交換を伴わない分、車両への負担を抑えたメンテナンスが可能になります。

こうした車両では、作業前後の状態を写真や設定データとして記録に残しておくことが、次の整備やオーナー様が変わった際の引き継ぎにも役立ちます。年式の古い個体ほど、この記録の積み重ねが将来的な価値の裏付けにもつながると考えています。

作業のポイント

ECUを2基搭載する世代のムルシエラゴならではの作業として、それぞれの基盤への直接アクセスとデータの整合性を保った書き込みが今回のポイントです。1基のみのECUを持つ車種とは異なる手順が必要になり、確認作業にもより時間をかけています。

年式の古いスーパーカーはOBD非対応の個体が多く、脱着を伴う分、通常のバブリング施工より工程が増えます。今回もその前提で作業時間を確保して進めました。

組み戻し後の動作確認まで含めて一連の作業と捉え、取り外し時の記録を活かしながら確実な復旧を行っています。年式を重ねた個体だからこそ、丁寧な工程管理が仕上がりの信頼性につながると考えています。

よくあるご質問

Q. ECUを2基搭載している車両でもバブリング設定はできますか?

できます。今回のムルシエラゴLP640のように、2基それぞれのデータを読み出し、整合性を保った状態で書き込みを行います。片方だけの設定では音のバランスが崩れるため、両方を確認しながら進めます。

Q. 基盤への直接アクセスが必要な車種でも対応できますか?

対応できます。OBDからの書き換えが難しい年式・車種では、ECUを取り外し基盤に直接アクセスしてデータの読み書きを行っています。取り外し・組み戻しを含めた工程で対応します。

Q. 社外塗装が施された車両でも施工に影響はありますか?

施工内容そのものには影響ありません。ボディーの状態にかかわらず、ECUのデータ書き換え作業として通常どおり承っております。

施工動画

この施工の詳しい経緯は mbFAST Tuning 本店ブログの記事 でもご紹介しています。

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