【施工記録】メルセデスベンツ C43 AMG(M276)ECUチューニング+スピードリミッター解除|サーキット走行に向けた施工|mbFAST Tuning

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メルセデスベンツ C43 AMG(2018年式、M276型 3L V6ツインターボ)に、ECUチューニングとスピードリミッター解除を施工した記録です。富士スピードウェイでの走行会を予定されているとのことで、サーキット走行を見据えたセッティングをご依頼いただきました。

メルセデスベンツ C43 AMG 施工車両

C43 AMGはAMG 43シリーズのなかでもコンパクトで扱いやすいモデルですが、純正の速度上限やチューニングの伸びしろは一般公道での使用を前提に設定されています。サーキット走行を想定する場合は、パワーの底上げだけでなく、リミッターまわりの制御も含めて見直す必要があり、今回はその両方をあわせてご依頼いただきました。

同じM276型エンジンを積むGLC43 AMGやE43 AMGでも同様のチューニングメニューが利用できるため、AMG 43シリーズをお乗りの方はあわせてご参考にしていただけます。

車両情報

車種メルセデスベンツ C43 AMG(M276型 3L V6ツインターボ、2018年式・9AT)
作業内容ECUチューニング(Stage1/1.5系セッティング)/スピードリミッター解除(エンジン・ミッション両ECU)
出力mbFASTのM276向けチューニングは最大420PS/620Nmまで対応(車種・年式・仕様により異なる)
作業日2023年2月3日
施工店mbFAST Tuning

作業内容

ECUチューニング(Stage1/1.5系セッティング)

C43 AMGが搭載するM276型 3L V6ツインターボエンジンに向けて、mbFAST独自のECUチューニングデータを書き換えました。同エンジンを積むC43・GLC43 AMG・E43 AMG向けには「ステージ1」と「ステージ1.5」の2種類のデータを用意しており、いずれも最大420馬力/620Nmまで対応します。両者の違いは低回転域でのブースト・トルクの立ち上がり方で、ステージ1.5はどの回転域でも少ないアクセル操作でブースト・トルクが立ち上がるように調整したデータです。

C43 AMG ECU脱着作業の様子

スピードリミッター解除(エンジン・ミッション両ECU)

サーキット走行を予定されていたことから、スピードリミッターの解除もあわせて施工しました。9速ATのモデルは、エンジン側のECUだけでなくミッション側のコンピューターでも速度上限が制御されているため、両方のECUに対して解除の作業を行う必要があります。今回はこの点を踏まえ、エンジン・ミッション双方に対応しました。

C43 AMG ECU本体(Bosch製 MED17.7.3.1)

使用したECUはBosch製のMED17.7.3.1で、カバーを取り外し2箇所のカプラーを外すことで取り出せる構造です。取り出したECUからデータを読み出し、純正データのバックアップを確保したうえでチューニングデータを作成・書き込みしています。車両によってはカプラーが固着していることもあり、破損しないよう慎重に取り外す必要がある作業です。

作業のポイント

サーキット走行を想定した依頼では、単純なパワーアップだけでなく、リミッターまわりの制御も含めて確認することが重要です。今回はエンジン側のチューニングとミッション側のリミッター解除をセットで対応し、施工後は5回のテスト走行で仕上がりを確認しています。試乗の段階でも9速ATの伸びの良さは確認できており、63 AMGに比べて足回りが硬すぎないため、普段使いとサーキット走行の両方に対応しやすい仕様です。パーツの追加や交換を伴わないため、走行会が終わった後もそのまま普段乗りの車両として使い続けられる点も、この施工内容を選ばれる理由のひとつになっています。

C43 AMG テスト走行の様子

純正データは施工前に必ずバックアップを保存しており、必要に応じて元の状態へ戻すことも可能です。サーキット走行後に公道仕様へ戻したい、あるいはディーラー点検の前に純正状態に戻したいといったご要望にも対応しています。

よくあるご質問

Q. ステージ1とステージ1.5はどう違いますか?

どちらも最大420馬力/620Nmまで対応する点は共通ですが、ステージ1.5は低回転域を含めた全域でブースト・トルクの立ち上がりを重視したセッティングです。ステージ1は従来型のデータ最適化によるパワーアップとなります。

Q. 9速ATの車両でスピードリミッターを解除する際の注意点はありますか?

9速ATのモデルは、エンジン側のECUに加えてミッション側のコンピューターでも速度上限が制御されているため、両方のECUに対して作業を行う必要があります。エンジン側のみの解除では速度上限が残る場合があります。

Q. サーキット走行前の施工はどのくらいの余裕を見ればよいですか?

内容やご依頼のタイミングにもよりますが、テスト走行を含めた仕上げの時間を確保できるよう、走行会の予定が決まり次第、早めにご相談いただくことをおすすめしています。今回も試乗と合わせて5回のテスト走行を行い、仕上がりを確認したうえでお渡ししました。

施工動画

ECUチューニング後の走行の様子は動画でご確認いただけます。

この施工の詳しい経緯は mbFAST Tuning 本店ブログの記事 でもご紹介しています。

※車検対応可否は車両状態・地域により異なります。スピードリミッター解除はサーキット等の閉鎖された環境での使用を前提としています。公道使用に関わる詳細はお問い合わせください。

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