ベンツG350ブルーテック アドブルー撤廃とNOx無効化のためのECUチューン

お世話になります。今回はメルセデスベンツのG350ブルーテックにて、アドブルー撤廃(アドブルーカット)とNOxの無効化を施工させて頂きました。mbFAST鹿児島取扱店のGlanzcoat様での施工です。

Laptop connected to automotive ECU tester on a workbench, with a black SUV in the background under a workshop ceiling.

本来はOBDからデータを書き込むのですが、既に他社でECUの書き換えがなされているということで、BenchというECU直接のデータ抽出を行なって、データのバックアップをとっていただきました。

Laptop screen showing TEXA diagnostic app with vehicle fault list: PRE DPF temperature sensor, Oxygen sensor 1 reference voltage connection (bank 1), and lambda probe 1 signal return cable (bank 1).

チェックランプも点灯しており、NOxセンサー不良疑いがあり、診断機で現状のPコード(DTCコード)を確認したとこビンゴです。当社ではこのようなエラーは応急処置としてその日のうちに無効化いたします。

ディーラーですとアドブルー関連の部品は非常に高額ですが、ECUを書き換えてそれらをエラーと認識させないようにすることで、コストは半額以下に抑えることができます。アドブルーの消耗もなくなるため、本来の修理代より安いだけでなく、将来的に消耗するアドブルー液の消耗もなくなり、すぐECU代を回収可能です!

そもそもアドブルー(AdBlue)とは?

アドブルーは、ディーゼルエンジンの排気に含まれるNOx(窒素酸化物)を浄化するために使われる高純度の尿素水溶液です。排気の通り道に尿素水を噴射し、SCR(選択触媒還元)システムでNOxを無害な窒素と水に分解する仕組みになっています。環境規制に対応するために搭載されている装置で、走行に応じて尿素水を消費するため、定期的な補充が前提となります。G350ブルーテックを含む多くのディーゼル車にこのシステムが採用されています。

アドブルー関連トラブルが高額になりやすい理由

今回の車両はチェックランプが点灯しており、NOxセンサーの不良が疑われる状態でした。診断機で現状のPコード(DTCコード)を確認したところ、ラムダプローブ/NOxセンサー系のエラーが検出されました。

この系統のトラブルがディーラー修理だと高額になりやすいのは、NOxセンサーや尿素ポンプ、SCRユニットといった関連部品そのものが高価なうえ、複数箇所にまたがって交換が必要になるケースが多いためです。当社ではこうしたエラーを応急処置として、その日のうちに無効化することも可能です。

アドブルー撤廃・NOx無効化とは何をするのか

アドブルー撤廃とは、ECU(エンジンコントロールユニット)のデータを書き換え、アドブルー関連のエラーをシステムに認識させないようにする作業です。これにより、関連部品をエラーとして検知しなくなり、尿素水の消費自体もなくなります。

今回の車両は、本来はOBD(診断コネクタ)からデータを書き込むのですが、すでに他社でECUの書き換えがなされていたため、Bench(ベンチ)というECU直接のデータ抽出を行い、まず元データのバックアップをとらせていただきました。書き換え前のデータを確実に保存しておくことは、万一の際に元の状態へ戻せるようにするための大切な工程です。

アドブルー撤廃のメリット

最大のメリットはコスト面です。ディーラーですとアドブルー関連の部品は非常に高額ですが、ECUを書き換えてそれらをエラーと認識させないようにすることで、修理コストを大幅に抑えることができます。さらに、アドブルー(尿素水)の補充自体が不要になるため、本来かかるはずの修理代が安くなるだけでなく、将来的に消費する尿素水のランニングコストもなくなります。結果として、ECU書き換えにかかった費用も早期に回収しやすくなります。

デメリット・ご注意点

アドブルー撤廃・NOx無効化は費用面のメリットが大きい一方で、事前に理解しておくべき点もあります。この作業はアドブルー(尿素SCR)による排ガス浄化を行わない状態にするものです。NOxの排出に関わる装置の状態が変わるため、車検や各種保安基準への適合、公道走行の可否については、お住まいの地域の制度やお車の用途によって取り扱いが異なります。施工をご検討の際は、ご自身の使用環境において問題がないか事前にご確認ください。

また、メーカー保証やディーラーでの整備に影響が出る可能性がある点、いったん書き換えた後に純正状態へ戻したい場合はバックアップデータからの復元作業が必要になる点も、あらかじめご了承ください。当社では作業前に必ず元データのバックアップを取得しておりますので、こうした際にも対応が可能です。

費用・作業時間の目安/よくあるご質問

Q. 作業はどのくらいの時間がかかりますか? 車両の状態によりますが、エラーの無効化はその日のうちに対応できるケースもあります。正確な作業時間は車両を確認のうえご案内いたします。

Q. すでに他社でECUを書き換えていても対応できますか? 可能です。今回のように他社施工済みの車両でも、Bench接続で元データを抽出・バックアップしたうえで作業を行います。

Q. 費用はいくらですか? お車の状態や作業内容によって異なりますので、詳しくはお問い合わせください。お見積もりを承ります。

Q. 施工後、元の状態に戻せますか? 作業前に元データのバックアップを取得していますので、必要に応じて純正状態への復元が可能です。

まとめ

今回はG350ブルーテックのアドブルー撤廃・NOx無効化のためのECUチューンをご紹介しました。アドブルー関連のトラブルは部品代が高額になりやすく、ディーラー修理では大きな出費になりがちですが、ECUの書き換えによって修理コストと尿素水のランニングコストの両方を抑えることができます。同様のチェックランプ点灯やアドブルー関連でお困りの方は、ぜひ一度当社までお問い合わせください。

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