Diago Santiago氏との協業に関する経緯および当社の見解

はじめに
当社はこれまで、ブラジル人のDiago Santiago氏(以下「Diago氏」)と、日本の自動車文化を海外から訪れる方々に紹介するインバウンドツアー等を通じた協業を行ってきました。
Diago氏は、GTRを使用し、大黒PA、海ほたる、APIT、東京タワー、渋谷など、日本の自動車文化に関連するスポットを海外からの旅行者に案内するツアーを展開しています(Instagram:@gtrtokyo)。
当初、当社はこの活動を非常に興味深いものと考えていました。
単純にスポンサー料を支払うという関係ではなく、Diago氏のツアー、GTR、当社が運営するmbPIT Shibuya、そしてmbFAST Tuningを組み合わせることで、双方にメリットのある事業を作っていくという考えで協業を開始しました。
しかし、その後の経緯により、当初想定していた協業関係を継続することが困難な状況となりました。
本ページでは、当社が実際に負担した内容、協業開始時の認識、実際の宣伝・紹介状況、その後のやり取り、第三者の介入、そして現在に至るまでの経緯について、当社が保有する記録をもとに公開します。
本件は特定の個人を誹謗中傷することを目的としたものではありません。
今後、同氏とのスポンサー契約、車両提供、ECU施工、ツアーその他の協業を検討される事業者の方に対し、当社が実際に経験した事例を判断材料として提供することを目的としています。
1. 協業の始まり
協業のきっかけは、Diago氏から当社に対して提案があったことでした。
Diago氏が行っているインバウンド向けGTRツアーにおいて、当社のmbPIT Shibuyaを活用するという構想です。
具体的には、
- ツアー参加者のピックアップ・ドロップポイントとしてmbPITを利用する
- mbPITを日本の自動車文化を体験する場所としてツアーに組み込む
- mbPIT側でもインバウンド向けツアーを展開する
- Diago氏のGTRを活用してmbFAST Tuningを紹介する
- GTRのアフターファイヤー等をツアーの魅力の一つとして活用する
- ツアー参加者等からmbFASTへの紹介があった場合には、紹介実績に応じて還元する
といった形で協力していくという話でした。
当社としても、最初から契約書だけを交わして形式的にスポンサー関係を作るという考えではありませんでした。
「お互いの強みを使って、一緒に事業を作っていく」
という考えで話を進めました。
そのため、当社としても一定のリスクを取って先行して協力することを決めました。
2. GTRへの施工と当社側の先行投資
協業の一環として、Diago氏のGTRに対し、mbFASTによるECU施工を行いました。
この施工は、通常のお客様と同様に施工料金を受け取って行ったものではありません。
Diago氏のGTRをツアーやプロモーションに活用し、その車両を通じてmbFASTの技術を知ってもらうことを前提として、当社側が相応の負担をした上で施工したものです。
今回の施工にはECUチューニングツールメーカーへのライセンス費用も必要でした。
当社はそのライセンス費用を含め、施工に必要となる費用・技術・設備を負担しました。
さらに、mbPITでインバウンドツアーを展開する構想を前提として、当社側ではレーシングシミュレーターの購入など、設備面でも先行投資を行いました。
つまり当社としては、
「Diago氏の車を無料で施工した」
という単純な話ではありません。
Diago氏のGTR、ツアー、mbPIT、mbFASTを組み合わせ、今後の事業につなげていくことを前提として、当社側が先に費用とリスクを負担したということです。
3. GTRのアフターファイヤーとmbFASTの関係
今回の協業において、GTRのアフターファイヤーは単なる車両カスタムの一要素ではありませんでした。
Diago氏のGTRは、海外から来る自動車愛好家を対象としたツアーで使用される車両であり、そのサウンドやアフターファイヤー等もツアーの魅力の一つとなっていました。
そして、そのECU施工を行ったのはmbFASTです。
実際にDiago氏のGTR Tokyoの車両情報にも、ECUとしてEcuTekが掲載されています。(尚、EcuTekからGTRのアフターファイヤーのデータが提供などのサービスは行なっておらず、あくまでECUやTCUのデータ自体を入れ替えするためのツール・ハードウェアです)
そのため、当社としては、車両を通じてmbFASTの技術を認知してもらい、ツアー参加者や自動車愛好家から新たな施工依頼につなげることも、今回の協業の重要な目的の一つと認識していました。
4. しかし、実際の宣伝・紹介は当初の想定と大きく異なっていた
協業開始時、当社が期待していたのは、Diago氏のGTRやツアーを通じて、mbFASTを積極的に紹介してもらうことでした。
ところが、当社が確認できる範囲では、Diago氏から当社へ具体的な顧客紹介につながった実績はありませんでした。
また、Instagramについても、当初想定していたようなmbFASTのタグ付けや積極的な紹介は行われなくなりました。
この点について当社から確認したところ、Diago氏側からは、
「車両にmbFASTのステッカーを貼っている」
「仲間から聞かれた場合にはmbFASTだと伝えている」
という趣旨の説明がありました。
しかし、当社が想定していたのは、
「聞かれたら会社名を答える」
というレベルの宣伝ではありませんでした。
Diago氏のGTRやツアーという発信力を活用して、mbFASTを実際に認知してもらい、双方の事業を発展させることを目的としていました。
当社がDiago氏に対して、
「InstagramでGTRのアフターファイヤーの宣伝も最近全然していない」
「うちの会社と今後ビジネスすることを考えているのか」
「他でGTRのアフターファイヤーをやっていたという話もある」
「お金も絡んでいることだから、はっきりさせましょう」
という趣旨で確認しているLINEも残っています。
これは、当社が一方的に後から条件を作ったものではなく、協業中に実際に宣伝・紹介状況について確認を行っていたことを示すものです。
5. 紹介実績について
今回の協業では、Diago氏からの紹介によって当社に施工依頼等が発生した場合、その紹介に応じて還元するという考えがありました。
しかし、当社が確認した限り、Diago氏から実際に紹介された顧客はありませんでした。
当社側から施工依頼を受けた顧客についても、Diago氏から紹介されたものではなく、もともと当社に直接問い合わせをしてきた顧客でした。
そのため、当社としては、
「何件紹介したのか」
「そのうち何件が成約したのか」
という以前に、そもそも当社が確認できるDiago氏からの紹介実績が存在しないという認識でした。
一方で、当社はDiago氏の車両への施工やECUライセンス等について先行して費用を負担しています。
したがって、当社としては、まず先行投資した部分を協業による成果によって回収していくという考えでした。
この点についても、Diago氏との間で認識の違いが生じていました。
6. 今後について話し合おうとしたところ、話が別の方向へ
当社としては、Diago氏を責めることが目的だったわけではありません。
むしろ、
「このままの状態で協業を続けるのか」
「今後どのような形で宣伝・紹介を行うのか」
「当社側の先行投資をどのように考えるのか」
について、一度きちんと話し合おうとしていました。
しかし、その過程でDiago氏側から、
「mbFASTを紹介している」
「紹介に対するバックがない」
といった趣旨の話が出てきました。
当社としては、そもそも今回の協業では、当社側が先に施工、ライセンス、設備等のコストを負担し、その後の紹介や事業上の成果につなげていくという認識でした。
そのため、双方が協業について全く異なる認識を持っていたことが明らかになりました。
7. その後、突然工藤優之氏がグループLINEに参加
さらに、その後のやり取りで、当社として非常に理解しがたい出来事がありました。
それまでDiago氏と当社代表である私との間で個人的に行っていたLINEのやり取りが、Diago氏側から突然グループLINEに共有され、そこに工藤優之氏が追加されました。
当社は、それまで工藤氏を今回の協業における契約当事者や交渉窓口として認識していませんでした。
Diago氏からも、協業開始時に、
「工藤氏がこの件の窓口になる」
「工藤氏の了承が必要」
「工藤氏を含めて話をする必要がある」
などという説明を受けたことはありません。
そのため、当社としては、
「なぜ今になって突然、工藤氏がこの話に入ってくるのか」
という疑問を持ちました。
8. 「自分に内緒で契約したのか」という工藤氏の発言
工藤氏とのやり取りの中では、
「こっちに僕に内緒で、さんちゃんと契約何かしたってこと?」
という趣旨の発言もありました。
しかし、当社としては、工藤氏に何かを「内緒にしていた」という認識はありません。
当社が協業について話をしていた相手はDiago氏本人です。
Diago氏から提案を受け、Diago氏本人と話し、Diago氏本人の車両について施工を行い、その協業を前提として当社側が費用を負担してきました。
工藤氏と当社との間に、今回の協業について事前の契約や合意が存在したわけではありません。
また、工藤氏がDiago氏の車両やツアーについてどのような立場にあり、どの程度の権限を持っているのかについても、当社は事前に説明を受けていませんでした。
それにもかかわらず、問題が発生した段階で突然第三者として介入し、
「自分に内緒で契約したのか」
という趣旨の話をされても、当社としては理解できません。
もし工藤氏が車両やツアーについて出資、所有、スポンサーその他の契約上の立場を有しているのであれば、その事実や権限については、協業開始前にDiago氏側から当社へ説明されるべきだったと考えています。
当社からすれば、
「誰が関係者なのか」
「誰に話を通す必要があるのか」
を事前に知らされていない以上、当社に知る方法はありません。
9. 工藤氏から当社の事業姿勢についての発言
工藤氏からは、
「他の会社はスポンサー契約を書面で結んでいるが、あなたとは結んでいない」
という趣旨の発言がありました。
さらに、
「法人でやっているなら、その場しのぎの金儲けを考えていたら、人は離れますよ」
という趣旨の発言もありました。
当社としては、これらの発言には強い違和感を覚えました。
当社はDiago氏との協業において、目先の利益だけを目的としていたわけではありません。
むしろ、車両施工、ECUライセンス、設備導入等について当社側が先にコストを負担し、Diago氏のツアーとmbFAST、mbPITを組み合わせることで、双方に利益が生まれる事業を作ろうとしていました。
その状況を十分に把握していない第三者から、当社の事業姿勢を「その場しのぎの金儲け」と評価されたことについて、当社として納得することはできませんでした。
10. 以前にも工藤氏との話し合いが成立しない場面があった
なお、今回が初めて工藤氏との意思疎通に問題を感じたわけではありません。
以前、Diago氏、工藤氏、当社の3者で話をしていた際にも、GTRの維持費、ガソリン代、オイル代、ツアー料金、ツアーの収益構造等について、当社から事業上必要な質問をしたところ、
「なぜ売上や内情を聞いてくるのか」
という趣旨で工藤氏から強く反発される場面がありました。
この件については、Diago氏から当社への情報の伝え方にも問題があったと当社は認識しています。
しかし、ツアーを事業として継続するのであれば、車両維持費、燃料費、施工費、ツアー価格、売上、利益等を確認することは当然必要です。
当社としては、そうした基本的な事業上の確認すら十分に話し合うことができない状況に、以前から疑問を感じていました。
11. さらに、当社代表との連絡を遮断した後、交際相手へ突然DM
今回の件で、当社として特に不可解だった行動がもう一つあります。
Diago氏は、その後、当社代表である私からのLINEに反応しなくなり、Instagramでも私のアカウントをブロックしました。
つまり、当事者である私との直接の連絡を遮断した状態です。
ところが、その後、私の交際相手のInstagramアカウントに対して、Diago氏から突然、
「お疲れ様です」
「さらやさんの彼女ですよね?」
という趣旨のDMが送られています。
当社としては、協業上の問題について話し合うのであれば、まず当事者同士が直接話すべきだと考えています。
私との連絡を遮断している一方で、なぜ私の交際相手に別ルートから連絡をする必要があったのかについて、当社は合理的な説明を受けていません。
この行動についても、当社として適切なコミュニケーションであったとは考えていません。
12. 当社が取った対応
工藤氏が突然グループLINEに入り、Diago氏との協業について当社に対して意見を述べる状況になった時点で、当社としては、これ以上第三者を交えた話を続けることに意味はないと判断しました。
そのため、
「これはDiago氏と当社との話なので、あとは二人で話してください」
という趣旨を伝えました。
当該グループLINE上で、Diago氏本人から当社に対して具体的な説明や反論がなされたわけではありません。
その後、Diago氏からの連絡は途絶え、Instagramでは当社代表がブロックされ、LINEでも連絡が取れない状態となりました。
13. 当社の見解
当社は、本件を単純に「契約書がなかった」という問題だとは考えていません。
もちろん、今回の経験を踏まえれば、最初から契約書を作成し、
- 誰が契約当事者なのか
- 車両の所有者・出資者・使用権者は誰なのか
- 第三者が関係しているのか
- 誰が費用を負担するのか
- どのような宣伝を行うのか
- 紹介報酬はどのような条件で発生するのか
- 協業を終了する場合どうするのか
を明確にすべきでした。
この点については当社自身も反省しています。
しかし、本件の本質は契約書の有無だけではありません。
重要なのは、
誰からどのような協業を提案されたのか。
その協業を前提として、誰がどのような費用・労力・設備投資を負担したのか。
当初想定していた宣伝・紹介が実際に行われたのか。
問題が発生した際、当事者同士で話し合うことができたのか。
そして、後から第三者が介入するのであれば、その存在や権限が事前に説明されていたのか。
という点です。
当社は、Diago氏の活動そのものを否定するものではありません。
日本の自動車文化を海外の方々に紹介する活動には、当初から大きな可能性を感じていました。
だからこそ、当社も通常の取引とは異なる条件で車両施工を行い、ECUライセンス等の費用を負担し、さらに設備投資まで行いました。
しかし、協業とは、一方だけがコストやリスクを負担し続けることで成立するものではありません。
双方が認識を共有し、約束した内容を実行し、問題があれば直接話し合い、その上で今後を決める必要があります。
今回、当社はそのような協業関係を継続することが困難になったと判断しています。
14. 今後、同氏との協業を検討される事業者様へ
今回の経験を踏まえ、当社では今後、同様の協業を行う場合には、以下を必ず事前に確認します。
- 協業の契約当事者
- 車両の所有者・出資者・使用権者
- 協業に関係する第三者の有無
- 第三者が存在する場合の権限
- 費用・ライセンス費用等の負担者
- 車両施工の条件
- 宣伝・広告の具体的内容
- SNSでの掲載・タグ付け等の条件
- 顧客紹介の条件
- 紹介報酬の発生条件・支払条件
- 協業終了時の取り扱い
- 問題発生時の正式な連絡窓口
特に、車両を利用したスポンサー・プロモーションやECU施工等については、誰がその車両について権利・権限を持っているのかを事前に確認することを強く推奨します。
また、口頭やLINEだけで進めるのではなく、可能な限り書面によって条件を明確にすることを推奨します。
15. 最後に
今回、当社がこの内容を公開することを決めたのは、誰かを攻撃したいからではありません。
協業開始時、当社はDiago氏の活動を応援したいと考えていました。
そのため、通常のお客様に対する取引とは異なる形で車両施工を行い、ECUライセンス等の費用を負担し、さらにツアー展開を見据えて設備投資まで行いました。
当社としては、それらを単なる「無料サービス」として提供したわけではありません。
今後の協業、宣伝、紹介、ツアー事業につながることを前提とした先行投資でした。
しかし、実際には当初想定していた紹介・宣伝が行われず、今後について話し合おうとしたところ、第三者が突然介入し、最終的には当事者であるDiago氏本人との直接の話し合いも成立しないまま連絡が途絶えるという結果になりました。
さらに、当社代表との連絡を遮断した後、当社代表の交際相手へ直接連絡をするという対応も行われました。
当社としては、この一連の経緯を何も説明しないまま終わらせることは、今後同じような協業を検討する事業者の方にとっても適切ではないと判断しました。
そのため、当社が実際に経験した事実関係と、そこから得た教訓を公開することとしました。
本ページに記載している内容については、当社が保有するLINE上のやり取り、Instagram DM、施工記録、ECUライセンスに関する資料、設備購入に関する資料、その他関連資料に基づき、必要に応じて事実確認を行うことが可能です。
当社は、本ページを通じて特定の個人に対する誹謗中傷を行うことを目的としていません。
あくまで、当社が当事者として経験した協業上の経緯を公開し、今後同様の取引・協業を検討される事業者様に対して、事前確認と書面化の重要性をお伝えすることを目的としています。
今後、Diago Santiago氏またはその関係者との協業を検討される事業者様におかれましては、協業条件、費用負担、車両の権利関係、関係者の有無、宣伝・紹介条件等を十分に確認し、可能な限り書面による契約を締結した上で進められることを推奨いたします。

