【施工事例】ポルシェ タイカン ターボS|初の完全電気自動車ECUチューニング施工!
こんにちは、mbFAST Tuning代表の更家です。
今回は、当店として初となる完全電気自動車(BEV)へのECUチューニング施工をご紹介します。お車はポルシェが誇るフラッグシップEV、タイカン ターボS。エンジンを持たない電気自動車へのチューニングは当店にとって新たな挑戦であり、非常にエキサイティングなプロジェクトとなりました。

ポルシェ タイカン ターボS とは
タイカン ターボSはポルシェが開発した完全電気自動車のフラッグシップモデルです。2基の永久磁石同期モーターによる4WDシステムを搭載し、システム最高出力は560kW(761ps)、最大トルクは1,050Nmという圧倒的なスペックを誇ります。0-100km/h加速はわずか2.8秒というスーパーカー顔負けのパフォーマンスを持ちながら、EVならではのシームレスで滑らかな加速フィールが特徴です。
足元にはポルシェ自慢のイエローのブレーキキャリパーと大径カーボンセラミックブレーキディスク、そしてピレリ P ZEROタイヤを装備。スポーツカーとしての血統がEVにも脈々と受け継がれています。

EVチューニングの概要|AutoTuner を使用したECU書き換え
今回使用したのはAutoTunerによるECUチューニングツールです。従来のガソリン・ディーゼル車はもちろん、電気自動車のインバーターやモーターコントローラーへの書き換えにも対応しており、EVチューニングの最前線を走るシステムです。
タイカン ターボSのチューニングでは、モーター出力特性の最適化とレスポンスの向上を主眼に施工を実施。EVはアクセル操作に対して即座にトルクが立ち上がる特性を持ちますが、チューニングによってさらにそのリニアリティと即応性を高め、よりドライバーの意図に忠実な加速フィールを引き出すことができます。

チューニング結果
今回のECUチューニングにより、以下のスペックアップを達成しました。
| ノーマル | チューニング後 | |
|---|---|---|
| 最高出力 | 761ps | 800ps |
| 最大トルク | 950Nm | 1,050Nm |
最高出力は761ps → 800ps(+39ps)、最大トルクは950Nm → 1,050Nm(+100Nm)へとアップ。EVならではのソフトウェアチューニングにより、ハードウェアを一切変えることなくこれだけのパフォーマンス向上を実現しました。
施工の様子
施工はオーナー様のお車でお伺いし、その場で作業を実施。まずはAutoTunerを車両のOBDポートに接続し、現在のECUデータを読み出します。その後、専用ソフトウェアを使ってチューニングデータを作成・書き込みを行います。


タイカン ターボSのインテリアは赤いレザーと先進的なデジタルコックピットが印象的。3画面のタッチスクリーンと全面デジタルメーターパネルが並ぶコックピットは、まさに未来のスポーツカーそのものです。作業中はこのコックピットの情報も参照しながら、データの確認を進めていきます。

EVチューニングの可能性
電気自動車はガソリン車と異なり、エンジン・ターボ・排気系といった物理的なチューニング要素がありません。しかし、その分ソフトウェア(ECU/インバーター制御)がパフォーマンスのほぼすべてを決定するとも言えます。つまり、適切なチューニングを施すことで、ハードウェアのポテンシャルを最大限に引き出すことが可能です。
今回の施工を通じて、EVチューニングの大きな可能性を実感することができました。タイカン ターボSはすでに圧倒的なスペックを持つモデルですが、チューニング後はさらにレスポンスが鋭くなり、アクセルを踏み込んだ瞬間の力強さがより一層引き立てられました。オーナー様にも大変ご満足いただけた施工となりました。

