The most powerful crossover] The new AMG GLA

最強コンパクトSUV

初代GLA (X156) は2013年8月にフランクフルトモーターショーで発表された。その2代目となるH247が2019年に発表され、2.0L 直列4気筒ディーゼルターボ車の「GLA 200 d 4MATIC」のみの設定であったが、今年2月26日に高性能バージョン「AMG GLA45 4MATIC+」が発表された。

史上最強2リッター4気筒ターボ「M139」

最初の「45」に搭載されたM133は2.0リッター直列4気筒は381ps/475Nmを発揮した。その後継モデルのM139.も同じく2.0リッター直列4気筒エンジンで421ps/500Nmを発揮する。先代と異なる点は様々だが、大きく2つ挙げることができるだろう。前モデルとは吸排気の位置を逆転し、前方に吸気系、後方にターボとエキマニに配置し、吸排気効率を高めた。またターボのコンプレッサーとシャフトはAMG GT 4ドアクーペの63 Sに採用されているものと同じローラーベアリングを採用している。電動制御式ウェイストゲートを備えることで過給圧の精密な制御が可能で、最大2.1barものブーストを発揮する。

「GLA 35」vs「GLA 45」vs「GLA 45 S」

GLA 35GLA 45GLA 45 S
Maximum output306ps@5800rpm387ps@6500rpm421ps@6750rpm
Max. torque40.8kgm@3000~4000rpm480Nm(49.0kgm)@4750-5000rpm500Nm(51.0kgm)@5000-5250rpm
motorM260.M139.M139.
Maximum speed250km/h250km/h270km/h
0-100 km/h acceleration5.2秒4.4秒4.3秒

GLA45標準モデルは387馬力を発揮。GLAの最頂点の45 Sは34ps アップし421馬力にまで及び。最高速度はそれぞれ250km/hと270km/hでリミッターが作動する。

「35」も「45」もどちらも前後トルク配分は基本100:0であるが、トラクションが必要となった場合、最大50:50に配分される。「45」においては、新型リアディファレンシャルに「AMGトルクコントロール」を内蔵し、電子制御式多板クラッチを2枚備え、左右後輪間でも状況に応じてトルク配分が行われるようになった。

「GLA 45 S Plus Edition」は21インチホイールを装着し、アダプティブダンピングを搭載する。他にもアダプティブマルチビームヘッドライト、エアスポーツパッケージ、電子制御式アダプティブフロントシートも備わっている。既にイギリスでは発売開始されている。

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MAMORU SARAYA.